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床井研究室

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■ 2004年06月10日 [3D液晶] SHARP のノートパソコン

2004年09月16日 18:38更新

ステレオドライバの威力

知り合いを通じて, 3D 液晶が付いたシャープのノートパソコン (Mebius) を貸してもらいました.やっぱり,変なことせずに素直に使えるのは楽です.

nVIDIA ビデオチップには CAD 用 (高価!) とコンシューマ向けの2つのタイプがあって, OpenGL の立体視機能, いわゆる Quad Buffer Stereo の機能は CAD 用のものでしか使えません. しかし, コンシューマ向けのビデオチップでも「ステレオドライバ」をインストールすれば, 立体視が可能になります. Mebius のビデオチップもコンシューマ向けのものですが, このドライバによって立体視を実現しています (nVIDIA が 3D 液晶付き Mebius 用に作りこんでくれたらしい).

ただし, このドライバを使っても, Quad Buffer Stereo 自体が使えるようになるわけではありません. ドライバがある種の 3D アプリケーションに対して, 自動的に立体視表示を行うようにしてくれるのです. したがって, 視差の設定などはアプリケーションではなく, ドライバ側の設定で行うことになります. いくつかのゲームアプリケーションの設定が, プリセットとして用意されていました.

これは, プログラマ的には少し面白くないかも知れません. しかし, GLUT でゲームモードにするだけで, 自動的に立体視モードになります. その際, アプリケーションで右目と左目を描き分ける必要もありません. とても楽です. パフォーマンス面でも有利のように思えます. さらに Mebius の場合,スイッチ液晶の ON/OFF までやってくれます (しかし,デバッガに落ちたときに「3D スイッチ」では画面を元に戻せなくて困った).

惜しむらくは, ビデオチップが DirectX 9.0 に対応していないこと (いや,私は OpenGL 使うから別に構わないんですが, Lavie G type S を買った最初の動機が DirectX 9.0 だったので), そして… Backspace キーの右に Home キーがあることだぁ! (これは英語キーボードの話)

いやいや, よくできたノートパソコンです. Pentium IV だし, メモリカードスロットもいっぱいついてるし, DVD マルチドライブだし. 貸してくれた方に感謝 (_o_)


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